【ジョージア州ジョンズクリーク24日(日本時間25日)発】女子ゴルフのメジャー「全米女子プロ選手権」(アトランタアスレチックC=パー72)初日、渋野日向子(22=サントリー)は1バーディー、5ボギーの76で93位と出遅れた。「全米女子オープン」に続くメジャー連勝がかかる笹生優花(20=ICTSI)は73で39位。畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は75で75位。上原彩子(37=モスバーガー)は76で93位だった。67で回ったリゼット・サラス(31=米国)が首位。
インスタートの渋野は、11番でアプローチが下りのマウンドに当たって転がり、ピンを大きくオーバーさせてボギーが先行したものの、12番パー5は3打目を3メートルに寄せてバーディーを奪う。
だが14番パー4は花道からのアプローチを寄せきれず、16番パー4はティーショットがバンカーにつかまり、2打目はグリーンを外してのボギーでスコアを落とし、なかなか流れがつかめない。
アウトに折り返すと、1番パー4は左足下がりのラフからのアプローチをオーバーさせてボギー。最も難易度の低い5番パー5も5メートルのバーディーパットはわずかに右に切れる。すると6番パー4では3パットのボギーと、悪い流れを止められなかった。
8番、9番パー4のバーディートライはカップひとつラインが違った。「全米女子オープン」から2週あいた間に投入した6UTを多用したものの「感触は悪くないけど、引っかけることが多かった」と振り返った。
さらに「気持ちよく振れている」ドライバーが「全体的に思ったよりも飛んでて、入るはずのないバンカーに入って、あれ?と」。微妙な感触のズレに悩まされた。また、この日は33パットを記録するも「そんなに読み違えてない。全米オープンよりは感じはいいので、入ってくれればスコアにつながる」と表情は暗くない。
最新の世界ランキングは31位で、東京五輪の日本代表争いで4番手となっている。選考の対象となるのは今週が最後。上位2番手以内に入るためには、今大会で単独5位以上が条件で、厳しいスタートとなったが2日目以降にミラクルはあるか。