【新型コロナ】横浜市立中でクラスター 教職員10人感染、28日まで休校

横浜市教育委員会

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市教育委員会は25日、市立中学校1校で教職員10人の陽性が判明したと発表した。

 感染者集団(クラスター)が発生したとみられ、同校は28日まで臨時休校とし、校内の感染状況や10人の感染経路を調べている。

 市教委によると、21日に教職員2人、22~23日に教職員2人の感染を確認。23日から臨時休校とした。

 これまでに生徒の感染は報告されておらず、全教職員対象のPCR検査などの結果、24日までに新たに6人の陽性が判明した。

 1人は家庭内感染とみられ、9人の感染経路は不明。23日までに発覚した4人の学校内での濃厚接触者はいない。

 残る6人の濃厚接触者の有無は調査中。職場内での会食はしていないという。

 市教委は26、27日にPCR検査キットを全生徒に配布し、検査を行う予定。休校期間は28日までとしているが、全ての結果が出るまで休校措置は続ける方針。

 市教委は学校名を明らかにしていない。担当者は、「公表した場合、感染症への偏見から児童生徒が誹ひ謗ぼう中傷を受ける懸念があるため」と説明している。

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