【アース・モンダミン杯】稲見萌寧は100位で今年初の予選落ち 東京五輪出場に向けて優位は変わらず

今年初の予選落ちとなった稲見萌寧(代表撮影)

国内女子ゴルフの「アース・モンダミン杯」2日目(25日、千葉・カメリアヒルズCC=パー72)、76位から出た稲見萌寧(21=都築電気)は75とスコアを落とし、通算4オーバーの100位で今季3度目、今年に入って初の予選落ちを喫した。

苦しみながらも、後半の1、5番をバーディーとし、予選通過圏内に入った稲見だったが、7番パー4でトラブル。第1打を左の林に打ち込むと、2打目は木に当てて左のラフ。3打目もカラーにこぼれ、4オン3パットのトリプルボギーで失速した。

ラウンド後はショックを感じさせる表情で「どうにでもなる試合だったと思うし、もっとうまくできたと思う」。ショット自体はそれほど悪くなかったが「番手選びなど、マネジメントで崩してしまった」と振り返った。

世界ランクで日本人2番手につけ、3番手の古江彩佳(21=富士通)、4番手の渋野日向子(22=サントリー)との東京五輪の代表争いは今週末、佳境を迎える。古江は優勝、渋野は海外メジャー「全米女子プロ」で単独5位以内が必要。予選を落ちても、優位であることに変わりはない。

「(東京五輪は)出られたらラッキーという思いで変わりません」。体力面以上に精神的な疲れを感じているという稲見は休養を取りつつ、2人の結果を待つことになった。

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