J1浦和入団会見のMF江坂が〝ユン様〟とのコンビ結成に自信

リモートで入団会見を行った江坂任(浦和レッズ提供)

〝ユン様〟と名コンビ結成へ――。J1柏から浦和への移籍が発表されたMF江坂任(29)が25日、オンラインで入団会見し、素直な胸中を語った。

柏で10番を付け、キャプテンマークを巻くこともあった中、シーズン中に異例の移籍を決断した江坂は「10番を任せていただいて悩むところもありましたが、自分の成長のこともあったし、最後は自分でスパっと決めました」とし、浦和については「サッカーやビジョンに魅力を感じたので」と説明した。

浦和の西野務テクニカルダイレクター(TD=50)によると、シーズン前からリカルド・ロドリゲス監督(47)とともにトップ下を務められる選手を探しており、かねて江坂をリストアップしていたという。「得点力を上げるために必要な選手だった。良い選択だった」と加入を喜んだ。

主にトップ下を務めた柏時代には、タッグを組んだケニア代表FWマイケル・オルンガ(27=現アルドハイル)を2020年J1MVPと得点王へと導いている。

浦和には今季リーグ7試合7得点の〝ユン様〟ことFWキャスパー・ユンカー(27)がいるが、外国人ストライカーの生かし方について「何をやりたいのか理解し、気持ちよくプレーできるようにコミュニケーションを取っていく」と、新コンビ結成に準備万端のようだ。

江坂は熱狂的なサポーターについて「あの雰囲気はレッズでしか味わえない」とし「第一はチームの勝利、タイトルを取ることに貢献したい。そのために全力でプレーしていく」とフォア・ザ・チームを強調していた。

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