巨人・原監督が岡本和の〝快挙弾〟を自虐気味に称賛「俺なんか大したことないから(笑い)」

4年連続20本塁打となる3ランをバックスクリーンに叩き込んだ巨人・岡本和

試合を決定づける一発を放った主砲に、指揮官が送ったエールとは――。巨人の原辰徳監督(62)が、25日のヤクルト戦(神宮)で4年連続20号となる3ランを放った岡本和真内野手(24)について語った。

岡本和は2点リードの3回一死一、二塁のチャンスでこの日2打席目を迎えると、相手先発・石川の初球、変化球をフルスイング。「グシャッ」という打撃音を残して弾かれた打球は、センターバックスクリーンを直撃する豪快な一発となった。

12日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の快音に「追加点が取れて良かったです。チームのために1本でも多く打てるように頑張ります」と振り返った4番。ちなみに、この一発で25歳までに4年連続20本を放った選手は王貞治氏(81)、松井秀喜氏(47)以来、球団史上3人目の快挙となった。

原監督も「安定していると思いますけどね。結果はね、出たり出なかったり難しいですけれど、やっぱり取り組む姿勢という点では非常に日々、きちんとやっていますね」と絶賛。一方で、さらなる高みへの注文も忘れず「本人は20本というのはどうなんだろうな(笑い)。もう少し(目標は)高いと思うよ」とも語った。

この日の活躍で〝元祖・若大将〟を超える記録も打ち立てたが、当の原監督自身は自虐気味に「俺なんてしれてる、俺なんか大したことないから」とニヤリ。成長を続ける主砲の鋭いスイングに、今後も期待は高まる。

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