爽やかな甘さ アールスメロンの出荷始まる 松浦

目ぞろい会でメロンの規格や等級を検査する生産者ら=松浦市、JAながさき西海牟田集荷場

 長崎県内有数のメロン産地の松浦市で、春作アールスメロンの出荷が始まった。同市星鹿町のJAながさき西海牟田集荷場で規格や選別基準を決める目ぞろい会が23日あり、生産者が規格に合わせて箱詰したメロン108ケースを長崎、佐世保、福岡の市場に出荷した。
 アールスメロンは、市の特産品から地域のナンバーワンやオンリーワンの産品12品を選んだ「松浦の極み」の一つ。糖度14度以上を出荷の基準にしており、爽やかな甘さが県内外の市場で評価を得ている。
 JAながさき西海松浦メロン部会(辻邦彦部会長)によると、アールスメロンは市内の星鹿町、御厨町、平戸市田平町の農家6戸で84アールを作付け。中元用の需要が高まる7月中旬~8月上旬をピークに約2千ケース、15.3トンの出荷を計画している。
 辻部会長は「例年より梅雨入りが早く生育管理が難しかったが、しっかりした管理で大玉傾向の糖度の高いメロンに仕上がった」と話した。
 同部会は8月8日に松浦市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」で、恒例の「松浦メロンまつり」を開く予定。

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