二軍再調整中のソフトバンク・高橋礼「これかなってものがある」再生に“一歩前進”

ソフトバンク・高橋礼

二軍再調整中のソフトバンク・高橋礼投手(25)が再生に向けて確かなステップを踏んでいる。25日のウエスタン・オリックス戦(タマスタ筑後)に先発。3回を投げて3安打2四球無失点という内容で、最速は135キロだった。

少しずつ光が見えているようだ。140キロを超える真っすぐを投げてきた稀代のサブマリン。「これかなってものがあるんです」と課題である球威回復への道筋がつかめてきた様子だ。スッキリした表情で「もう少し、待っててください」と早期再生を宣言した。

倉野ファーム投手統括コーチは「力のある球、スピードボール、キレのある球を投げるというのはいかに指先に力を加えられるか。その力を加える段階でロスが起きている」と課題克服のポイントを明かす。「どこでロスが起きているのかを分析して修正している段階だが、まだそのロスが大きい」と現状を説明。140キロ台中盤を計測していたころのロスの少ない力の加え方、メカニズムはすでに本人の中で理解できており、今はその再現性を高めていく段階に入っているという。

サブマリンの存在はソフトバンクの大きな武器。早期再生へ意欲的に前へ進んでいる。

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