雲海に浮かぶ平戸大橋 佐世保のKAZUさん撮影

朝日に照らされる雲海と平戸大橋(KAZUさん提供)

 長崎県佐世保市の写真家で、「KAZU」の通称で活動する葛城和久さん(46)が平戸市で小型無人機ドローンを使い、雲海に浮かぶ平戸大橋の絶景を撮影した。長崎地方気象台によると、雲海は秋から春にかけて出現しやすく、「梅雨時期の発生は比較的珍しい」という。
 20日午前6時半ごろ撮影。当時は付近の海面温度が24度程度まで上昇し、明け方の放射冷却で空気中の水分が霧となり、雲海が広がった。
 KAZUさんは、同日未明に平戸市川内峠で天の川を撮影中、「湿度が高い。雲海が出る」と予感。平戸大橋へ移動し、ドローンを飛ばして確認した。「朝日に照らされた神々しい雰囲気に息をのんだ。海外のような美しい景色が身近な場所にあると知ってもらいたい」と話した。
 KAZUさんは、ツイッターやユーチューブチャンネル「和ラボ」などで撮影した写真を配信している。 


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