ISSとスーパームーンの“共演” 佐世保のKAZUさん撮影に成功

満月を背景に矢印の方向へ移動するISSを撮影した写真(KAZUさん提供、連続写真の合成)

 長崎県佐世保市の写真家で、「KAZU」の通称で活動する葛城和久さん(46)が26日未明、松浦市内で満月の前を横切る国際宇宙ステーション(ISS)の撮影に成功した。当時は満月が普段よりも大きく見える「スーパームーン」の直前。宇宙空間の“共演”を見事に切り取った。
 KAZUさんは、インターネットでISSが26日午前0時49分に松浦市星鹿町付近の上空を通過すると知り、現地に出向いてカメラを構えた。ISSが満月の前を横切るのは1秒足らず。通過予定時刻に合わせて連続撮影した。
 地元の佐世保や県内での撮影にこだわるKAZUさんは「大きな満月とISSを一度に撮影できるタイミングはめったにない。薄雲がかかり鮮明ではないが、何とか撮影できた」とホッとした様子。「宇宙を身近に感じる写真をこれからも撮り続けたい」と語った。
 ISSが通過する動画や撮影時の状況はユーチューブチャンネル「和ラボ」で配信している。


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