サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場するJ1川崎は26日(日本時間27日)、ウズベキスタンのタシケントで1次リーグ初戦の大邱(韓国)戦に臨む。新型コロナウイルスの影響で集中開催となり、中2日の6連戦と過去に例のない過密日程でJリーグ王者の底力が試されそうだ。
もう「内弁慶」とは言わせない。昨シーズンから数々の国内記録を塗り替え、歴代最強との呼び声も高いチームが目指すものは一つ。25日の公式会見に出席した日本代表DFの山根は「アジアチャンピオンになって自分たちの力が本物だというところを見せたい」と意気込んだ。
もちろん、勝ち抜く自信はある。昨季から取り組む4─3─3の新システムで攻め手を増やし、昨年11月から公式戦30戦負けなし。こだわり抜いてきた足元の技術に加えて攻守に強度の高いプレースタイルが浸透し、主将谷口は「数年前よりも間違いなく一人一人のタフさは上がっている。(現地での)練習でも力強さを意識し、徐々にACL仕様のチームになってきた」と手応えをにじませる。