夏越の祓に厄払いと涼を 和菓子「水無月」販売 上越市の大杉屋惣兵衛 

 大杉屋惣兵衛は30日まで、同日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に京都など関西地方を中心に食べられている和菓子「水無月」を販売している。

白生地(手前)と抹茶、2種類の水無月

 水無月は三角形のういろう生地に小豆が載っている。三角形の形には涼しげな氷を表し、小豆の赤は厄よけの意味があるといわれている。京都では月ごとの菓子が決まっており、水無月は30日だけでなく、6月の菓子として親しまれている。

 同店の水無月は白生地の他に抹茶生地があり、正香園(本店糸魚川市)が提供する雪室抹茶を使っている。お馬出し店の宮越紀祢子さんは「京都には古い風習が残っている。コロナ感染者が少ないのは昔からの言い伝えを守って生活しているからかもしれない」と話した。

 水無月は1個162円(税込み)、白と抹茶をセットにした2個入り、4個入りパックもある。本店(上越市本町5)、お馬出し店(同市本町3)、エルマール店(同市西本町3)で販売している。

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