ラグビー・7人制男子日本代表の岩渕HCがグラウンド外の行動の重要性を強調 その理由とは?

岩渕健輔ヘッドコーチ

東京五輪に出場する7人制ラグビー男子日本代表の岩渕健輔ヘッドコーチ(HC=45)が、グラウンド外の立ち居振る舞いを重視している理由を力説した。

岩渕HCは19日のメンバー発表時に「グラウンド内外で日本代表にふさわしい行動ができる選手を選んだ」とプレー面以外の要素も重視していた。

そのことについて26日のオンライン取材で「当然フィジカル的な能力とラグビーのスキル的な能力は重要視している。その一方で7人制の世界は、14分でゲームが終わってくる中でオンフィールドのパフォーマンスを出すには、規律がとれていなければならない。1つのミス、1つのペナルティー、1つのイエローカードが試合の結果に大きく影響してくる」と説明した。

続けて「1つのイエローカードで五輪が終わってしまうと、常々選手には言っている。グラウンドから離れたところでしっかりと行動できるかも大事になる。例えば(新型コロナウイルスの)感染対策で合宿と合宿の間でどういった生活ができているかもチームに影響してくる。五輪ではラグビー選手としてだけではなく、日本を代表するアスリートでなければならない」と語った。

指揮官が選んだグラウンド内外で日本代表の自覚にあふれる12人の代表選手は、2016年リオデジャネイロ五輪4位の悔しさを晴らし、メダル獲得なるか。

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