東京五輪公式映画監督の河瀬直美氏(52)が26日、読売テレビ「あさパラS」に出演。コロナ禍で行われる同大会の観客制限について持論を語った。
映画を撮る立場としては観客はいた方がいいか?と聞かれた河瀬氏は「どっちにしても、私はおいしいと思います」ときっぱり。「観客いないならいないでこんなことないから。史上初です。それは記録するべきやし、記録したらそれは後世に『この時こんなんやったんや』って。これ絶対教科書載りますから」と“うま味”を語った。
さらに「もちろんアスリートのみなさんにとっては、絶対にお客さんに応援してもらったほうが(テンションが)上がるし、記録も絶対伸びる側面もある。かたやそういうところ(感染拡大のリスク)もある。どっちもある。つまり答えがないんです。今大会関係者も答えがないから日々情報がアップデートされてるから、私らもどうしたらいいかっていう」と複雑な胸中を告白。
その上で「でも、それこそが記録やったりもするんです。ドキュメンタリーとしては物語がすごくあると思う」と力説した。