落合博満氏 “二刀流” 大谷は「野球の原点を実践してやってる」

落合博満氏

プロ野球・中日の元監督の落合博満氏(67)がクローズアップ現代+(NHK)に生出演し、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の起用法について持論を展開した。

二刀流の起用による疲労、故障などが心配されるが、落合氏は「休むことは絶対に勧めません」と断言。理由として「けがは付き物なんでね。不慮の事故として割り切らなきゃいけないと思う。ゲームに出続けることが1番の目的なんだろうと思う。変に気を使って休ますと、休み癖がついて、疲労感が逆に抜けなくなるということがあるんで。アメリカ行って4年目でしょ。二刀流は今年始めてやってるようなものですから。だからこれからの積み重ねとして休むことは絶対に勧めません」と話した。

大谷が求めているものについては「野球の原点でしょう。昔で言えば野球の一番うまいのがピッチャーであり、4番バッターだった。今、それを実践してやってるようなものじゃないですか」と推測。

その上で「今まで通り結果で左右されないで、1日1日楽しく野球できれば、それが結果として1番いい方向に出てくるんだろうと思います。ケガはこれはつきものなんでね。した時にどうするかっていうだけであって、する前に考えることじゃないと思う。無事、今年シーズンを乗り越えることだけを考えて。それが来年、再来年と続いていくんだろうと思う」と大谷への期待を語った。

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