地方競馬で期待の若武者が金字塔を打ち立てた。27日の佐賀競馬で9Rのニンジンムスメに騎乗した飛田愛斗(ひだ・まなと)は鮮やかな逃げ切りVを決め、通算100勝を達成。地方競馬通算100勝の最速日数を更新した。
飛田は昨年10月にデビューしたばかりの18歳。35戦目で初勝利を挙げると、この日697戦目で勝ち鞍を大台に乗せた。プロデビューから268日目での記録は1978年安藤勝己(480日)、2000年御神本訓史(358日)、02年吉原寛人(275日)といった名だたる名手を上回る地方競馬史上最速。飛田は「100勝はしましたが、これからが勝負だと思います。もっともっとレベルアップして大きい舞台で活躍できるよう頑張ります」と気を引き締めていた。