湯河原産ミカン、香り立つポン酢に 小学生が考案「お試しあれ」

湯河原町の小学生が考案した「湯河原みかんぽんず」=町立吉浜小学校

 湯河原町立吉浜小学校(同町吉浜)の児童が考案した調味料「湯河原みかんぽんず」が6月から、町内で販売されている。

 同校が町の素晴らしさを伝える新たな特産品を作ろうと開発したもので、町産のミカンやダイダイの果汁を使用した爽やかな香りが特徴。同校は「さまざまな食べ物に合うポン酢をぜひ試して」とPRしている。

 同校では2015年度、当時の5年生が授業で地元産のミカンについて勉強したことをきっかけに、ミカンの魅力を広めるための商品作りを始めた。

 校内で調理が可能で、ミカンを使った調味料は珍しいことなどからポン酢作りに決定。調味料製造会社「日本のうまい」(茅ケ崎市)の武田薫代表の協力を得て作り、持ち帰った各家庭で好評を得た。

 19年度には、地域活性化について学んだ6年生が「土産として手に取ってもらおう」と、再びポン酢開発に挑戦。味も改良し、同町の広報マスコットキャラクターをパッケージに取り入れるなど工夫を凝らした。

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