アイドルグループ「SKE48」の惣田紗莉渚(28)が30日でグループを卒業する。第1回AKB48グループドラフト会議で1番最後に指名されてアイドルになった惣田はAKB48シングル選抜総選挙で2度の選抜入りを果たすなどSKEを代表するメンバーとなった。7年半のアイドル活動の最後に語ったファンへの思いとは…。
――6月30日でアイドルを卒業する
惣田 メンバーのみんなと一緒に歌ったり踊ったりすることができなくなるのは寂しいですけど、新しいスタートにドキドキワクワクしています。
――2013年11月の第1回AKB48グループドラフト会議で最後に指名されてSKEに入った
惣田 いろいろなチームが選択終了になって、本当にあきらめてました。最後に残ったSKE48のチームKⅡから5巡目で指名されたときは人生が変わった瞬間。うれしくてあんなに涙が出たのは人生で一番でした。
――アイドルになって人生が変わった
惣田 すごく変わりました。本当にすごく…。毎日忙しいんですが、自分がやりたかったお仕事なので楽しいんです。毎日が新鮮で、とっても楽しかったです。(メンバーは)みんな言うと思うんですけど本当に青春だったと思います。
――思い出に残っていること
惣田 SKE48でのお披露目がナゴヤドーム(現バンテリンドーム)のコンサートだったんです。ステージに初めて立った時に名前を呼んでくださる方がたくさんいて、本当にうれしくて。そのときの映像を見ててもわかるんですけど自分の顔が生き生きしていて本当に幸せでしたね。
――AKB48シングル選抜総選挙では2回選抜入り
惣田 ドラフト会議で指名されてアイドルになれたことは人生のターニングポイントだったんですけど総選挙もアイドルとしてのターニングポイントになったと思います。「総選挙8位の惣田紗莉渚さん」と番組で紹介されたり、ファンの方がくださった自分の看板、武器みたいなものになって、すごくいろんなお仕事ができるようになりました。
――SKE48に入ってよかった
惣田 よかったです。もう一回人生をやり直せたとしてもSKEに入りたいです。みんなが目標や夢を持って切磋琢磨している。そんな場所で活動できたことは幸せでした。
――卒業後の進路
惣田 やっぱり舞台をやっていきたいという思いはあります。しばらくゆっくりして日舞やバレエ、ボイトレなどお稽古事をしながら、これからの夢の準備をします。ファンの方とおしゃべりするのが大好きなのでファンの方とお会いできるようなイベントもやれたらいいですね。これはずっと将来の夢なんですけど、母と「いつか喫茶店をやりたいね」と話しているんです。わたしはコーヒーが好きなのでやりたいなって。そこでファンの人が集えるような場所になったらいいなと思います。
――最後にファンにひと言
惣田 皆さんに支えてもらってたくさんの夢をかなえさせてもらいました。これまでいろいろなことを教えてもらったりアドバイスしていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。アイドルとして活動してきた7年半、ご迷惑をかけたりご心配をおかけしたりもしました。いただいたお気持ちや御恩には、これから皆さんを楽しませることでお返ししていけたらと思っています。本当にありがとうございました。