巨人・岡本和「どさくさにまぎれて」23号決勝3ラン! セ打撃2冠王に返り咲き

8回、体勢を崩しながらも決勝3ランを放った巨人・岡本和

主砲が土壇場でどデカい一発! 巨人が29日の広島戦(東京ドーム)に11―8で逆転勝ちし、8連勝を飾った。

1点を追う8回に打線が集中力を見せた。まずは二死一、二塁、丸が広島6番手・森浦から中前へ同点適時打を放つ。そして場内の拍手が収まらぬうちに、4番・岡本和が森浦の初球130キロのスライダーを左中間スタンドへ。初回の22号2ランに続く快音は、決勝の23号勝ち越し3ランとなった。

原監督は「(元木)ヘッドがミスター3ランって言ってましたよ。へへへ」と4戦で3ラン3発の主砲に最敬礼。背番号25はこの日、6打点の大当たりで72打点とセ・トップを独走状態で、本塁打でも村上(ヤクルト)に並んで2冠王に返り咲いた。

2戦連続のお立ち台で岡本和は「(同点の)どさくさにまぎれて打ちにいこうと思ったので」とG党を笑わせた。明日30日は25歳の誕生日。リモート取材で自分へのご褒美について聞かれると「いや特に考えてないですけど…。みなさんからの誕生日プレゼントをじっと待ちます。(リモート取材で)今ここに映っている人たちの」と茶目っ気たっぷりに笑った。

これでチームは8連勝。首位・阪神とは2・5ゲーム差を維持している。いよいよ波に乗ってきた主砲の勢いで一気にまくれるか。

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