ドイツ撃破のイングランド代表、DCLベンチ外の理由を監督が説明

EURO2020決勝トーナメント1回戦、イングランドは難敵ドイツを2-0で撃破して準々決勝進出を決めた。

そのなかで、話題になっているのが、FWドミニク・カルヴァート=ルインがベンチ外になったこと。

今大会は26人までメンバーを招集できるが、ベンチ入りは最大23人まで。そのため、イングランドは初戦でジェイドン・サンチョがベンチ外となった。ただ、ハリー・ケインの代役になれるセンターフォワードはカルヴァート=ルインしかいないため、今回の采配は話題になっているようだ。

『The Athletic』によれば、本人はベンチ外に失望しており、周囲の人間たちも困惑しているという。そうしたなか、ギャレス・サウスゲイト監督はこの決断についてこのように説明した。

ギャレス・サウスゲイト(イングランド代表監督)

「FWの選手たちがいるため、我々には非常に多くの攻撃的オプションがある。

彼ら全員に必要な愛を与えるのは難しい。

彼らは忍耐強くなって自分の時を待つ必要があることを受け入れているし、理解もしている。

マーカス(・ラッシュフォード)、ジェイドン(・サンチョ)、ドミニク(・カルヴァート=ルイン)、ジャック(・グリリッシュ)、全員がね。

彼らは本当に理解しているし、グループのために自分を犠牲にしている。

そうすることでしか、我々が今いるステージに辿り着くことはできない。

全員が準備ができている必要がある。大会が進むにつれて、それがますます大事になってくる」

攻撃陣には選択肢が多いので、誰かが外れなければいけないと説明していたようだ。

この日はケインがようやく大会初ゴールを決めたほか、途中出場のグリリッシュもアシストという結果を残した。

【動画】ついに来た!ハリー・ケイン、感情爆発の初ゴールシーン

一方、ラッシュフォードやサンチョはベンチ入りしたものの出番はなし。現時点でサンチョは大会を通じて6分、カルヴァート=ルインは1分しかプレーしていない。

イングランドがウクライナとの準々決勝にどんなスカッドで挑むのか注目される。

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