長与、時津でLINE活用スタンプラリー 「おとなりSTAMP」1日開始

長与、時津両町であすから始まる「おとなりSTAMP」。加盟店でQRコードを読み込むと来店ポイントがたまる=長与町嬉里郷

 西そのぎ商工会(川口義己会長)は、LINE(ライン)アプリを活用したデジタルスタンプ事業「おとなりSTAMP」を7月1日から長崎県の西彼長与、時津両町で始める。隣り合う両町を一つのエリアとして、約40店舗が参加。今後加盟店を増やしながら、両町エリアでの消費拡大を目指す。県内でデジタルスタンプ事業を導入する商工会は、長崎市北部商工会に次いで2例目。
 まず西そのぎ商工会ホームページなどからおとなりSTAMPへの友だち登録が必要。その後、加盟店を訪れた際にQRコードを読み込むと来店ポイントを取得できる。6ポイントたまったら、長崎和牛など豪華賞品が当たる抽選(10月、2月)への応募券が発行され、加盟店で抽選申し込みができる。
 加盟できるのは会員で、販売エリアが500平方メートル以下の小規模店など。今のところパン店や菓子店、居酒屋などの飲食店、衣料品店、理美容店などが参加。
 両町では、これまでに購入額に応じてポイントを付与する紙ベースのスタンプ事業などをそれぞれ実施したことはあるが、2町を一つのエリアとして実施するスタンプ事業は初めて。
 加盟店のうち、衣料品店のプレタポルテロワール(長与町嬉里郷)スタッフ、末永麻世さん(31)は「スタンプの取得に来てもらうことで、店を知ってもらうきっかけになれば」と今後に期待している。

© 株式会社長崎新聞社