中国・上海に「三角型宇宙船」が襲来! ライバル・米国のUFO報告書を意識か

上海上空に現れた三角形UFO(「微博」から)

米国で先週、米情報機関を統括する国家情報長官室が米議会に「UFO報告書」を提出し、事案の144件中、143件もが未確認の飛行物体、つまりUFOであることを公表し、話題になった。一方、米国と“新冷戦”状態の中国でも、米国に負けじと?巨大な三角形のUFOが出現。中国版ツイッター「微博」に約2分の動画がアップされ、騒動になっている。

大都市・上海のランドマークである東方明珠電視塔(オリエンタルパールタワー)近くの上空に巨大な三角形UFOが出現した。うっすらとした雲のさらに上にあるようで、雲から透けて見えている。

日本でも東京スカイツリー周辺の上空でのUFO目撃情報が多いが、やはり多くの人が空を見上げるからだろうか。

雲により偶然作られた形なのか? しかし、方向を変えたり、2分あまりも同じ場所にいたり、雲とは思いにくい。形としては、米軍が極秘に開発したとされるステルス戦闘機「TR―3B」にも見えるが、まさか中国上空を飛行するとは思えない。そこで、宇宙人の宇宙機説など、いろいろ言われている。動画では「UFOだ」という声が入っている。共産主義中国でも“UFO熱”があるのだろうか。

UFO研究家の竹本良氏は「中国ではUFOは飛蝶と呼ばれ、1980年代から『飛蝶探索』というUFO専門誌まで発行されており、90年代半ばに上海近辺の書店に行ったら、なんとコーナーまであったぐらいUFO熱も高いのです。初めは米国のUFO情報の翻訳が多かったのですが、90年代からはオリジナルな研究が進んでいるんです」と語る。

しかも、三角形という珍しい形だ。

「私はかつて超常現象研究者のアート・ベルさんから、ラスベガスでサッカー場大の三角形UFOを目撃したことを聞きました。真っ黒で信じがたい大きさだったそうです。また米国ではSSP(シークレット・スペース・プログラム)という秘密宇宙計画があり、宇宙人の宇宙機をリバースエンジニアリング(機械を分解して分析すること)しているという話もあります。レーガン大統領の時代から巨大な三角形宇宙機があったとも耳にしていますよ。今回のUFOはSSPの巨大三角形宇宙機だと思っています」と竹本氏。

ちなみに米議会に提出された「UFO報告書」についてはこう言う。

「たったの1件だけが内部の気体が漏れてしぼむ大きな気球と確認されただけで、あとの143件は正体不明だったのです。そのうち21件が物体の推進装置が見当たらないにもかかわらず、高速で不規則に移動する“異常な動き”を示し、11件は物体が航空機に異常接近した事例。したがって、国家安全保障上の脅威になりうることが分かったんです」(竹本氏)

米情報機関という世界最強の分析力を持つ組織でさえ分からないものがあったのだ。

「現在の科学は、宇宙のことは96%、脳は95%、DNAは98%が分からないと、科学者自身が認めています。つまり、科学者たちは100点満点でいえば、宇宙4点、脳5点、DNA2点しか取れておらず、どうみても落第生なんです。そういう背景があり、この報告書が、分からないものは分からないのだと、正直に告白しているのがすごいことなんです。しかも、宇宙人の宇宙機の可能性も全く否定していないのですから」(同)

米国の報告書と中国のUFO…世界中で同時期に話題になっているのは、来るべき“開星”に向けての意味のある偶然の一致なのだろうか。

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