「政治家っぽくないね」が一番うれしい!2児のパパが考えた画期的な政策とは? 立憲民主党・衆議院議員 青山やまとさんインタビュー【PR】

茨城県土浦市で生まれ育ち、27歳で全国最年少県議(当時)として当選を果たした青山大人氏。県議8年を経て、2017年には衆議院議員に当選。小さな子2人を持つ現役子育て世代で、中小企業経営者でもある青山氏が、政治家として実現したいこととは?ご本人に聞きました。

選挙ドットコム編集部(以下、「選コム」):政治家になろうと思われたきっかけはどんなことですか?

衆議院議員・青山大人氏(以下、「青山氏」):子どものころから、湾岸戦争、ソ連崩壊など激動の時代のニュースを見てきて、昨日まであたり前だった世界が一日で変わる、戦争が始まる、なぜこんなことが起こるんだろう、と子どもながらに衝撃を受けたのを覚えています。戦争や争いをなくして世の中を良くするには自分は何ができるんだろう、と漠然と感じてきました。

大学を卒業してから、永田町の議員秘書になりました。当時は、小泉純一郎さんと竹中平蔵さんの構造改革が全盛期。伝統的な企業経営がなし崩しにされ、日本の良いところが壊され、アメリカナイズされていきました。

私たちは就職氷河期世代で、苦労している同級生もたくさん見てきました。聞こえの良いキャッチフレーズに、中身が見えない構造改革を目の当たりにして、このまま行ったら日本は大変なことになってしまうと、思ったんです。

反対意見も聞いて切磋琢磨し、より高みの結論にたどりつくには、二大政党であることが必要ではないかと思いました。

選コム:それから県議会議員に?

青山氏:はい。27歳で地元の土浦にUターンし、当時の全国最年少で県議会議員になりました。その時は、「国から地方へ」という党のビジョンに魅かれ、民主党から出馬しました。

主に国から地方へ権限を委譲することに取り組んできましたが、任期の途中で民主党政権に変わり、東日本大震災も起きて、その対応に追われているうちにあっという間の8年間でした。

「2歳と4歳の子と一緒にいる時間を必ずつくる」という現役子育て議員・青山氏

選コム:そこから、2014年に衆院選に出られたのですね?

青山氏:県議の経験を活かして国政にチャレンジしようと、それまでの経験と資金をすべてつぎ込んで出馬したのですが、落選。落選後の半年間は警備員のアルバイトをしていました。朝は駅に立って、昼は支援者にお礼参りをして、それから仮眠を取って警備員という生活です。

つくば市内の小学校や土浦港などの夜間警備をしていました。霞ヶ浦に茨城県が持っている土浦港という港があって、県議時代に土木委員会に所属していた時、そこを県から市に権限を移して民間委託することを決めたんです。その半年後に、自分が土浦港の警備をすることになりました。深夜の警備で電話もかかってこない。毎晩、朝までひとりの時間なんです。そこで、なんで自分は政治をやりたいのか、自問自答を続けました。

選コム:そこで得られた答えはなんでしたか?

青山氏:やっぱり自分は、世界から紛争や戦争をなくしたいという大きな目的があって、日本の国会議員として、その夢を実現していきたいんです。寒い霞ヶ浦の湖畔で、原点に戻れました。自分のように政治家っぽくない人間が、政治の世界に入っていって、身近で信頼できる政治家になりたいと思いました。だから「政治家っぽくないね」と言われるのが一番うれしいです。

選コム:そこから2017年に衆議院議員に初当選されて、どんなことに取り組んできたのですか?

青山氏:身近なところでは、コロナ禍でインバウンド客も来なくなって、飲食店も営業自粛になり、需要を失った和牛食材を学校給食へ提供することを農林水産委員会で提案し、実現しました。その場で農水大臣が『良いアイデアだ』と応じてくださり、数日後には予算が付きました。その後、全国すべての都道府県で、学校給食に和牛が導入されたのです。

それから、あまりセンセーショナルに注目を集めることはないのですが、地道な取り組みが必要なことにも力を入れています。終戦まで日本が統治していた南樺太(今のロシア・サハリン南部)からの引き揚げ者の方たちが保有する資料の保管・展示場所を確保する取り組みなどですね。

衆議院消費者問題に関する特別委員会では、コロナ禍のマスク騒動を踏まえて、消費者教育の観点から今後の取り組みについて提案

選コム:学校給食に和牛導入は、生産者さんにとっても、子どもたちにとっても良いアイデアですね。

青山氏:プライベートでは子育て中の父親でもあります。忙しくても、必ず子どもと一緒にいる時間をつくるようにしています。朝は、2歳と4歳の子どもたちと、バナナと小松菜と牛乳のミックスジュースをつくるのですが、果物を入れるときに数を数えて、算数のかんたんな学習をしながら入れたりしながら。そうした時間を議員の仕事にも活かしたいです。

子どもたち世代が大きくなって「日本に生まれてよかった」と思える国にしたいですね。子どもとって大事なことはなにか?という視点で、これからも教育分野の政策にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

選コム:子育て世代の議員さんの声は貴重ですね。ご活躍を期待しています。ありがとうございました!

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