桂文珍 8月恒例の独演会テーマは〝笑いの集団接種〟「思い出し笑いの副作用ある」

時事ネタを絡ませた桂文珍

落語家の桂文珍(72)が30日、大阪市のなんばグランド花月で「吉例88 第39回桂文珍独演会」の開催会見に登場した。

同イベントは、文珍が毎年8月8日に同所で開催する夏の風物詩。開催39回目にして初めて兄弟子の桂文枝(77)をゲストに迎える。

同イベントを「笑いの集団接種」と位置付けた文珍は「笑いのファイザー文珍」と書かれたフリップを持ち出しアピール。続けて「笑いのモデルナ文枝」と書かれたフリップを披露し、「笑いのファイザー文珍のワクチンもかなり強烈ですが、今回はより強烈なワクチンを接種して、おおいに笑っていただきたい。ただ、強烈なワクチンなので副反応が出ます。マスクの中で口角が上がり、電車の中で思い出し笑いをして、周りから不審がられます」と笑った。

兄弟子のゲスト出演については「このうつうつとした状況で皆さんに楽しんでいただくとなると強烈な接種をしないと」と文珍から打診。快諾を得たという。

文珍は「元気で頑張ってる人をお迎えして切磋琢磨しようということで、同じ釜の飯を食った一門の先輩であり、僕が落語家になるときに師匠に紹介してくれた恩人でもある。何本も新作(落語)をつくって、あれだけ頑張っている人は少ない。一流の人です。三流は道に流され、二流は道を歩くだけ、一流は道をつくる。彼は道を作ってる人ですので、一緒に頑張っていきたい。それぞれが求める山は違うけど、同じ高みに上りつめたい」と敬意を表した。

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