夢の英米対抗戦へ。ファイナル・ボスことWWEのNXT・UK女子王者・里村明衣子(41=センダイガールズ)が1日に再渡英する。すでに最低でも1年は帰国しない決意で海を渡る王者の胸には、米国NXTとの全面対抗戦のビッグプランがあった。
〝壮行試合〟となった27日新潟大会を終え、早くもその目は英国に向かっていた。「次は決まっていませんが、2か月に1度は防衛戦をやりたい。まずは(前王者)ケイ・リー・レイの最長在位記録(649日)を抜きたい。ゴールは設定していません。行けるところまで突っ走る」と自信満々に言い切った。
現在、UK所属の女子は13人。配信大会では女子は1試合しか放送されず、過酷なサバイバルレースが続く。「自分がチャンピオンでいる間、徹底的に選手の実力を底上げしたい。1~2年後、UK女子はすごいことになっていると思う。WWEのどのブランドにも負けない存在にします」と言い切った。
その後は究極の夢として米国NXT女子との対抗戦を思い描く。前NXT女子王者で〝暗黒の逸女〟こと紫雷イオ(31)〝太陽の戦士〟ことサレイ(25)らが所属。里村との対戦が世界の大舞台で実現すれば夢の対決となるが「そうなれば最高ですね」と目を輝かせた。
渡英後を「ホテル暮らしをやめて部屋を探します。ロンドンの家賃は東京の2倍するので心配ですが…。車の運転もしないと。忙しい日々になりそうです」と心待ちにする里村。不動の王者として英国でさん然と輝く決意だ。