米国で5年ぶり新日本マット登場のアンダーソン&ギャローズが激白「新日本が俺たちの居場所」

新日マットを席巻したアンダーソン(左)とギャローズのコンビが再び!

新日本プロレスワールドで配信中の「NJPW STRONG」7月10日放送回から始まるタッグトーナメントに参戦するカール・アンダーソン(41)とドク・ギャローズ(37)が、団体公式ユーチューブチャンネルのインタビューで約5年ぶりの新日マット復帰への思いを明かした。

アンダーソンとギャローズの「グッドブラザーズ」は、2度のIWGPタッグ王座戴冠を果たす名コンビで、2016年2月に新日本を退団。同4月から世界最大団体WWEで活躍しRAWタッグ王座も2度獲得した。WWE退団後の20年7月からは米国インパクトレスリングに参戦している。今回の8チーム参加のタッグトーナメントで、米国の無観客試合ながら新日本のリングに登場することが決定し、8月14日(日本時間15日)の米ロサンゼルス有観客大会への参戦も発表されている。

30日に公開された新日本公式チャンネルのユーチューブ動画でインタビューに答えたアンダーソンは16年2月の対談について「あれは俺たちのキャリアのチャプター1に過ぎない。あの時は、離れる必要があったんだ。タッグとしてバレットクラブでやるべきことは全てやったしな」と回想。その上で「世界的に深刻な状況になって、新日本が俺たちの居場所だと改めて気付いたよ。日本に足を踏み入れることができたら元通りってわけだ。新日本はレスラーとしての俺が作られた場所で、特別な場所なんだ」と08年から8年間活躍した古巣への思いを語った。

ギャローズも「いつも新日本への参加は選択肢のひとつに入れておきたかったし、新日本で戦いたいとずっと思っていた。インパクトレスリングはそれをすぐに許可してくれたんだ。彼らとの交渉で最初に、新日本で戦うことについて話して許可をもらった」とこれまでの経緯を説明。「今はこんな状況でまだ世界中を行き来できないから『NJPW STRONG』は2番目にベストな選択だな。俺たちはまた日本に戻って、満員のファンが待つ会場で戦いたい。そしてあの熱を感じたい。それが実現すれば歴史的な瞬間になるだろうな」と、将来的な日本開催大会参戦を熱望した。

もちろんアンダーソンも新日本への本格復帰を望んでおり、タッグ王座戦線で再び活躍する日を見据えているという。「日本のファンの盛り上がりはいま思い出しただけでもワクワクするよ。世界が元に戻ったらヤバイことになるぜ。これからどうなるか、早く見られればいいな。新日本に戻りIWGPタッグ王座を手に入れることでしか、俺たちの物語を描くことはできない」。帰ってきた名タッグチームが、まずは米国からその実力を証明する。

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