草なぎ剛 東北の被災地へ「一緒に一歩一歩、前へ進んでいきましょう」宮城県舞台のドラマで演技賞

草なぎ剛

優れたテレビ、ラジオ番組などを表彰する「第47回放送文化基金賞」贈呈式が30日、オンライン配信され、俳優・草なぎ剛(46)が出席した。

草なぎは、NHK総合テレビなどで放送された宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」(NHK仙台拠点放送局)に出演。同ドラマは番組部門の最優秀賞を受賞した。

同ドラマは、草なぎが演じる宮城県のイタリアンレストランのオーナーシェフを主人公に、東日本大震災から10年を迎える被災地の復興と被災者の再生などが描かれている。

草なぎは個人賞として、演技賞を受賞。撮影について「被災地での撮影で、去年の暮れで寒い中での撮影でした。地元の方が炊き出しをしていただいて、栄養をつけて、スタッフキャスト寒い撮影を乗り切れたと思います」と振り返った。

被災地に向けては「今も心の傷が癒えていない方がたくさんいらっしゃると思うのですが、そういう方に少しでも寄り添えるドラマにしたいという思いで私たち一同、それに力を注ぎました」「テレビを見られている東北の方、これからも一緒に一歩一歩、前へと進んでいきましょう」と明るく語った。

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