陸上の東京五輪米国代表選考会(27日まで)で、妊娠18週(5か月)で七種競技に出場したリンゼイ・フラッハ(31)が話題を呼んでいる。
3度目の出場となる五輪代表選考会に、フラッハはおなかの子供とともに出場した。セパレートのウエア姿は、大きくなりはじめたおなかが目立つ。100メートルハードル、走り高跳び、砲丸投げ、200メートル、走り幅跳び、やり投げ、800メートルを2日間でこなすハードな七種競技。走り幅跳びの回数を減らし、800メートルは100メートルで辞めるなどセーブしたが18人中、15位に入った。
米「ヤフー・スポーツ」によれば、フラッハは妊娠発覚後、五輪代表選考会まで練習できるか医師に確認。体からの警告の兆候に注意し、激しい転倒を避けるように注意しながら、適度に運動することを許可されたという。
「赤ちゃんと自分が健康でいることが一番重要だった」と、体調管理に努め、この日を迎えていたフラッハ。ハイレベルな練習が常のトップアスリートでしかなしえない超人技と言えそうだ。