【東京五輪】海外選手団の入国本格化 水際対策に不安の声続々「バカなのかな」

雨に濡れる五輪モニュメント

地獄への第一歩にならなければいいが…。東京五輪の開幕まで残り3週間あまりとなった中、1日から海外選手団の入国が本格化している。

羽田空港では、一般利用者と動線を分けた上で、大会関係者専用の検査スペースなどを設けるなど、水際対策を敢行。この日は、9つの国と地域から134人が来日し、多くの選手団が専用のバスなどで事前キャンプ地に向かうという。

選手らの行動ルールを定めた「プレイブック」は、1日から適用。ルール違反発覚時には「参加資格剥奪」「国外退去の強制措置」等の厳しい処罰が科されると明記されており、最悪の場合メダル剥奪の可能性もある。

しかし、ネット上では不満の嵐。「政府はすべての来日する五輪選手、大会関係者に7日間の隔離を」「何人入国後に陽性者が出てくるのやら…」「バカなのかな。今までのは全部無駄だったんだ」との声が聞かれている。

実際、先月にはウガンダ選手団計9人が来日した際に、1人がPCR検査で陽性判定を受けたのにもかかわらず、当該選手を除く選手は夜行の貸し切りバスを使い、事前合宿地の大阪府泉佐野市に向けて移動。のちに他の選手らの感染が判明している。

ツイッターでは「海外選手団の入国」がトレンド入りを果たすなど、多くの人が注目。すでに水際対策の〝緩さ〟が浮き彫りとなっているが、大きなトラブルが起きないことを祈るしかなさそうだ。

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