9回二死から“悪夢” スアレス打たれ巨人と2差も矢野監督「勝負に行った結果なので仕方ない」

宮本に勝ち越しタイムリーヒットを打たれたスアレス(右)

阪神は1日のヤクルト戦(甲子園)に1―6で完敗。2位・巨人が広島を下したため、ゲーム差はついに「2」にまで縮まった。

1―1と同点の9回に、絶対の信頼をもってマウンドへ送り出した守護神、ロベルト・スアレス投手(30)がまさかの4失点。今季初の救援失敗で敗戦投手となり、試合前時点で0・56だった防御率も1・65にまで跳ね上がった。

2つのアウトを簡単に奪い「あと一人」という状況をつくりながら、四球と安打で満塁にされると、代打・宮本に左翼への2点適時打を浴びKO。最終回に訪れた〝最悪のシナリオ〟に球場の虎党たちも悲鳴を上げた。

後続の馬場も連打を浴び、この回だけで5失点。サヨナラ勝ちの機運も一気にしぼむ格好となった。矢野監督は試合後「相手も全力でくる中でこういうことは起こり得る。(スアレスも)ここまでよくやってくれている。勝負に行った結果なので仕方ない」とし、守護神を擁護した。

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