侍ジャパンの建山義紀投手コーチ(45)が1日、東京ドームで行われた巨人―広島戦を視察した。
その最大の目的はこの日が18日ぶりの復帰戦で、東京五輪出場も内定している巨人・菅野智之投手(31)だった。ただ、右腕は西川と鈴木誠に一発を浴び、3回途中4失点で降板。直球も最速が145キロにとどまり、32球でマウンドを後にした。
建山コーチは「復帰登板だったので、あまり多くのものは求められないなと思いながら見ていました」といい、球速については「まだまだ出せるピッチャーですけれども、球速がバロメーターというピッチャーではない。私の中では球速に関しては特に気にはしていない」と語った。
さらに「やっぱり重要な先発であることは間違いない」と信頼を口にし「あれが彼の実力とは誰しもが思っていないところですから。初戦まで4週間あるので。そういう期間を彼ならきっとうまく活用してくれると思いますし。今日の結果でどうこう、というのは僕の中には全く何もないです」と話した。