<レスリング>男子グレコローマンの全日本チームが日体大で合宿スタート

 

 東京オリンピックの代表選手を中心した男子グレコローマンの全日本チームが7月1日、神奈川・横浜市の日体大で合宿をスタート。レスリング競技開始をちょうど1ヶ月に控え、追い込み練習に入った。

 参加したのは、60kg級の文田健一郎(ミキハウス)と77kg級の屋比久翔平(ALSOK)のオリンピック代表と、鈴木絢大(レスターホールディングス=60kg級櫻庭功大(自衛隊=77kg級ら同階級、および上下の階級の世界選手権代表といった全日本トップ選手。

 ここに、日体大の学生選手や同所で練習している同大学のOB選手も加わり、ハイレベルの練習が展開される見込み。文田は体調不良で先月の「ポーランド国際大会」出場を取りやめたが、その後は日体大で練習を重ね、体調も戻っているという。

 松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は「追い込む練習としては最後になる。しっかりと鍛えたい」と、両選手のホームタウンでの合宿練習に期待する。

 合宿は9日まで行われ、12日からは東京・味の素トレーニングセンターで練習し、東京オリンピックに臨む予定。

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