「ホラー・ショー」「ルース流にはほど遠い」エンゼルス・大谷炎上にNYメディアは大喜び

ニューズデー紙は[ひどい内容」と酷評

エンゼルスの大谷翔平投手(26)が6月30日(日本時間1日)のヤンキース戦に先発登板し、初回二死を取っただけでKOされた。この試合をニューヨークのメディアはどう報じたか。結局、ヤンキースは逆転負けを喫したが、話題の大谷を攻略できたことには、鼻高々だったようだ。

大谷をスポーツ1面で大々的に扱ったのはニューズデー紙。「ホラー・ショー」とのタイトルで、大谷がアップアップの表情で汗をぬぐう写真を全面掲載。「ヤンキースは大谷をザ・スタジアムでのデビュー登板の1回にKOした」と伝えた。中面では「大谷はセンセーショナルだったが、今夜は違った」として、4四球1死球と制球に苦しんだ投球について「珍しくひどい登板だった」と酷評した。

デーリーニューズ紙は「ショーは終了した。ボンバーズはようやくエンゼルスのスターをつぶした」と見出し。ヤンキースのブーン監督が試合前に語った「大谷の球は素晴らしいが、打者を歩かせてもいる」とのコメントを引用し「ヤンキースは大谷に球数を投げさせることで攻略法を見出した」と報じた。

一方、ニューヨーク・ポスト紙は「ようこそ地獄へ」と題してヤンキースが4点リードの9回に7失点して逆転負けを喫した悲惨さを前面に押し出した。「初回に大谷を炎上させた後、ヤンクス(ヤンキースの別称)が9回に崩壊した」とあきれかえった。

また、ヤンキースの試合を中継するラジオ局WFANは電子版で「乱調だった大谷は拍手喝采を受けて降板した」と茶化した。AP通信は「ブロンクスでのショータイムはルース流にはほど遠かった」とまだ大谷がベーブ・ルースの域にまだ達していないと全世界へ配信していた。

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