こんなところにも五輪開催の弊害が…。日本郵便は1日、公道での東京五輪聖火リレーに伴う交通規制などの影響で郵便物などが配達に半日から1日程度の遅延が生じると発表した。対象地域は茨城(4~5日)、埼玉(6~8日)、東京(9~23日)の3都県だ。
新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、国民生活も大打撃を受けているにもかかわらず、五輪開催が強行されようとしている。そんな状況に追い打ちをかけるような〝五輪ファースト〟とも言える措置に国民の怒りは増すばかりだ。SNSを中心に「聖火リレーを優先させる意味がわからない」「もういい加減、中止にしてほしい」「どうしても聖火リレーがやりたいのなら夜中にやれば良い」などの声があふれている。
日本郵便だけでなく、五輪開催中の交通規制により配達の遅延の可能性を発表している運送業者もあり、こんなところからも開幕まで1か月を切った東京五輪への風当たりはさらに強くなっている。