V長崎 3日、首位京都戦 折り返し前 最後のヤマ場

 サッカーの明治安田J2第21節は3、4日、各地で計11試合が行われる。前節に連勝が5でストップし、10勝3分け7敗(勝ち点33)の8位となったV・ファーレン長崎は3日午後6時半から、アウェーで13勝5分け2敗(同44)の首位京都に挑む。今節でリーグ戦全体の半分が終了する。
 前節はホームに2位磐田を迎えたが、後半にカウンターから6試合ぶりの失点を喫して惜敗。無得点は9試合ぶりだった。昇格圏への勝ち点差を詰めるチャンスを逃し、逆に再び2桁差へと広がった。
 仮に今節を落とすと2位との勝ち点差は最大14まで開く可能性があり、昇格への道は厳しさを増す。ただ、松田監督は「それを考えれば考えるほど、心がとらわれてしまう。そっちに行かないようにするメンタルも大事。パフォーマンスが発揮しやすい心の状態に持って行く」と目の前の試合に集中している。
 4-3-3の布陣が予想される京都。ハードワークと堅守をベースに戦い、最前線のピーターウタカは得点ランキングでトップタイ(11ゴール)を走る。15試合負けなしと絶好調だが、V長崎としてはアウェーで好調チームから勝ち点3を奪取し、再び上昇気流を生みたい。右サイドバックでの出場が予想される毎熊は「点に絡むプレーをしたい」と意気込んだ。

 


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