大谷DH部門1位で球宴出場決定 ファン投票選出は日本人4人目

日本時間7月2日、オールスター・ゲームのファン投票で選ばれた17名(ア・リーグ9名とナ・リーグ8名)の顔ぶれが発表され、大谷翔平(エンゼルス)はア・リーグ指名打者部門1位で自身初のオールスター・ゲーム出場が決定した。故障などで出場できないケースを除き、原則としてファン投票で選ばれた選手がそのままオールスター・ゲームの先発メンバーに名を連ねることになる。日本人選手がファン投票で選出されるのはイチロー、松井秀喜、福留孝介に続いて4人目の快挙となった。

オールスター・ゲームのファン投票は2019年から「2段階制」が導入されているが、大谷は主に15名のノミネート選手が競う1次ラウンドでも、ファイナリスト3名が競う2次ラウンドでも、ア・リーグ指名打者部門のトップを独走。日本人選手は過去にイチロー(2001~04年と2006~10年の合計9度)、松井(2003年)、福留(2008年)の3人がファン投票でオールスター・ゲームに選出されており、大谷は4人目となる(指名打者部門では初)。

1次ラウンドを1位で通過した選手が2次ラウンドで1位とならなかったのはナ・リーグの3部門。一塁手部門はマックス・マンシー(ドジャース)に代わってフレディ・フリーマン(ブレーブス)、二塁手部門はオジー・オルビーズ(ブレーブス)に代わってアダム・フレイジャー(パイレーツ)、三塁手部門はクリス・ブライアント(カブス)に代わってノーラン・アレナード(カージナルス)と、いずれも1次ラウンドで2位の選手が逆転で先発メンバー入りを果たした。また、ア・リーグ外野手部門では1次ラウンドで6位だったテオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)が3位にランクインして先発メンバーの座を獲得した。

ファン投票以外(選手間投票とコミッショナー事務局による選出)の出場選手は日本時間7月5日に発表。オールスター・ゲームは日本時間7月14日にコロラド州デンバーにあるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで行われる。ファン投票で選ばれた17名の顔ぶれは以下の通り(オールスター・ゲーム選出回数はファン投票以外によるものも含む)。

ア・リーグ

◆捕手
サルバドール・ペレス(ロイヤルズ):3年ぶり7度目

◆一塁手
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ):初

◆二塁手
マーカス・セミエン(ブルージェイズ):初

◆三塁手
ラファエル・デバース(レッドソックス):初

◆遊撃手
ザンダー・ボガーツ(レッドソックス):2年ぶり3度目

◆外野手
マイク・トラウト(エンゼルス):2年ぶり9度目

◆外野手
アーロン・ジャッジ(ヤンキース):3年ぶり3度目

◆外野手
テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ):初

◆指名打者
大谷翔平(エンゼルス):初

ナ・リーグ

◆捕手
バスター・ポージー(ジャイアンツ):3年ぶり7度目

◆一塁手
フレディ・フリーマン(ブレーブス):2年ぶり5度目

◆二塁手
アダム・フレイジャー(パイレーツ):初

◆三塁手
ノーラン・アレナード(カージナルス):2年ぶり6度目

◆遊撃手
フェルナンド・タティスJr.(パドレス):初

◆外野手
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス):2年ぶり2度目

◆外野手
ニック・カステヤーノス(レッズ):初

◆外野手
ジェシー・ウィンカー(レッズ):初

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