阪神が中谷将大外野手とソフトバンク・二保旭投手の交換トレードを発表

中谷将大(左)と二保旭

阪神は2日、中谷将大外野手(28)とソフトバンク・二保旭投手(31)の1対1の交換トレードが成立したことを発表した。

今季11年目の中谷は17年に20本塁打を放つなど右の長距離砲として頭角を見せたが、その後は伸び悩み、今季はルーキー・佐藤輝らの活躍もあり、今季ここまで一軍昇格はない。地元・福岡の球団でもあるソフトバンクへの移籍が決まった中谷は「11年間お世話になり、本当に感謝の気持ちしかありません。移籍しても成長し、元気な姿を一人でも多くの方に届けられるように頑張っていきます」と球団を通じコメントした。

一方で、今季13年目の二保は今季一軍にも2試合に先発。勝利投手にはならなかったものの二軍では先発で4勝1敗、防御率2・57と選手層の厚いソフトバンクで再昇格にむけ汗を流していた。

ソフトバンクでは右の先発要因としてスタンバイも阪神ではセットアッパーとしての活躍が見込まれる。15年には44試合、18年には35試合に中継ぎとして登板。

首位を走る阪神だが、守護神・スアレス、岩崎優の8、9回を務める投手は安定しているものの、2人につなぐ〝7回の男〟として適任が務める人材が現状、不在となっており、戦力整備の一環として、先発・中継ぎの両輪で経験豊富な右腕に白羽の矢を立てた模様だ。

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