門脇麦が不倫に揺らぐ人妻に。野村宗弘原作のドラマ「うきわ」で森山直太朗と共演

門脇麦が、テレビ東京系で8月にスタートする「うきわ ―友達以上、不倫未満―」(日時未定)で主演を務めることが分かった。

ドラマは、野村宗弘氏の「うきわ」(小学館ビッグスピリッツコミックス)が原作。社宅住まいの自称“可もなく不可もない”主婦・中山麻衣子(門脇)と、森山直太朗演じる隣室に住む夫の上司・二葉一のベランダ越しの出会いを軸としたラブストーリー。実は麻衣子の夫も、二葉の妻もそれぞれ浮気をしており、お互いの傷に寄り添う中で、2人もひかれ合っていく。2人も浮気をしてしまうのか? ビターで切ない大人の物語が展開する。

門脇は「裏切った人・裏切られた人、どんな人にもそれぞれの事情があり、そしてどんな状況でも誰かにとって救いの存在になることができる。今作はそんな人間模様を否定も肯定もせず、優しいまなざしで切り取った作品のように思います。自分の身すべてを現場に委ね、どの感情にたどり着くか想定も想像もせず、お芝居する中で生まれた感情を信じ、丁寧にキャラクターに取り込んでいる日々です」と報告。

加えて「何より、二葉さん演じる森山さん、最高です。いい作品をお届けできるよう、現場の皆さまと力を合わせて頑張ります。お楽しみに!」とアピール。

「オファーをいただいた時は、驚きとともにすごく今の自分にとって通るべき門のようなものの存在を感じました。逃げちゃだめだな、って。毎日がクランクアップのつもりで挑んでいます。門脇さんはただ真っすぐ前を見つめている人。ただただ頼もしいです」と明かす森山も、「テーマは普遍的で裏切りや一定のうそが介在しているけど、人の持つ業を肯定する愛情に満ちた物語です。だめで不器用な人たちだけど、“悪い人”が1人も出てこない理想の世界がそこにあります。誰かと語らえるようなドラマです。ぜひ、ご覧ください」とメッセージを寄せている。

また、原作の野村氏は「『野村さん! 浮かれすぎです!! 詳細発表されるまで、お口チャックです!!』と、口封じの半年間…やっと!! やっと発表になった…長かった~」と語り、「最初、製作陣の方からお手紙をいただいたのです。『うきわ』という漫画の、 奥の奥底にこっそり隠してた僕だけが知ってるはずのことが書かれてました。なんという読解力…うれし恥ずかし。そんな製作陣の方々が作られたドラマ版『うきわ』。楽しみしかございません。見てくださった方の宝物の一つになりますように」と期待に胸を膨らませている。

脚本は、ドラマ「刑事ゆがみ」(フジテレビ系)や「今際の国のアリス」(Netflix)など数々の話題作を手掛け、「アライブ がん専門医のカルテ」(フジテレビ系)で市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子氏が担当。監督は、ギャラクシー賞マイベストTV賞のグランプリに輝いた、昨年テレビ東京ほかで放送の「チェリまほ」こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」を手掛けた風間太樹氏。「チェリまほ」でタッグを組んだ本間かなみプロデューサーと、自身初の大人のラブストーリーに挑む。

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