【東京五輪】橋本聖子会長「何があっても有観客にしたいわけではない」 再び5者協議開催も

橋本聖子会長(ロイター)

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が2日、都内で定例会見を行い、東京五輪開幕まで21日に迫る中、改めて「無観客」の可能性を示唆した。

観客上限数は先月の5者協議によって「50%以内、最大1万人」の方向性が確認されていたが、最近になって都内では新型コロナウイルスの新規感染者数が増加。これを受けて橋本会長は「政府が示す基準にのっとって、5者協議を開かせていただきたい」と話し、五輪開幕前に国際オリンピック委員会(IOC)、政府、東京都らと再検討することを明かした。

その上で「何があっても有観客にしたいということではありません。より安心安全でなければ有観客にしても、それは理解される大会にはならないと思います」と説明しつつ「組織委員会としては無観客も覚悟しながら」と口にした。

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