香川真司が新シーズンに向けて始動 強豪5連戦でルチェスク新監督へのアピール狙う

MF香川真司

ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(32)が、新シーズンに向けて始動した。

PAOKはルーマニア代表などを率いたラズバン・ルチェスク新監督(52)を迎えて全体練習を開始。さっそくハードなメニューが組まれる中、PAOKの公式ツイッターは「香川が任務に戻ってきた」と練習で精力的に汗を流す様子を紹介した。昨季はシーズン途中から加入して徐々に出場時間を増やすも3月上旬から負傷が相次ぎ、終盤に出場できないまま不本意な形でシーズンを終えたが、万全の状態でプレシーズンの活動に入っている。

チーム2年目でレギュラーを目指す香川に、さっそく絶好のアピールの機会が訪れそうだ。

今後PAOKは遠征を予定しており、9日のギリシャ1部ボロスを皮切りに、14日にオランダ1部の名門PSVアイントホーフェン、17日にMF森岡亮太(30)の所属するベルギー1部シャルルロワ、21日にオランダ1部ヘラクレス、25日にフェイエノールトと強豪との5連戦が組まれている。

現地のPAOKサポーターからは「ルチェスクのPAOKでは香川が構想に含まれている。プレシーズンマッチが日本人にとって鍵となるだろう」などと期待の声が続々。強豪との5連戦は、復活を期す香川にとって重要なアピールの場となりそうだ。

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