西武・辻監督「いいように見えなかった」オリ山本打ち崩せずボヤキ

西武・辻監督

西武は2日のオリックス戦(メットライフ)を3―5で敗れた。相手先発・山本由伸投手(22)をまたも打ち崩せなかった。

6回2失点(自責1)に抑えられた6月25日の同戦(京セラ)から場所を変え、1週間ぶりの対戦となったこの日の試合。打線はまたも150キロ台を連発する山本の前に沈んだ。4点ビハインドの3回にこの日チーム初安打となる源田の左二塁打を起点に、金子の左犠飛で1点を返す。7回には源田の左適時二塁打でさらに1点を返すも大量得点はならず。

最大の好機は山本降板後の8回。一死で3番・森が2番手・ヒギンスから四球を選び出塁。続く中村がフライを上げるも、中堅・福田が右寄りに守っていたために左中間へ落ちラッキーな二塁打で二、三塁の好機を作る。しかし、呉が中飛、山川は三振に抑えられ、無得点。9回にはブランドンのプロ2号となる代打本塁打が飛び出したが、あとが続かなかった。

試合後、辻発彦監督(62)は「防御率1点台のピッチャー相手なのに4点取られて。でも、(山本は)そんなにいいように見えなかったんでね、まだ1点取れていれば」とぼやいた。山本降板後の終盤に作った好機を生かしきれなかったことについても「8回で点を取れていたらまたわからなかった」とあと1本が出なかった打線に注文をつけた。

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