イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが、イタリア1部ボローニャの日本代表DF冨安健洋(22)の争奪戦に参戦した。
評価がうなぎ上りの冨安だが、ついに世界屈指の人気クラブも獲得に名乗りを上げた。
英メディア「アスレチック」は「マンチェスターUはボローニャのDF冨安の獲得を検討しているクラブの一つだ」と報道。現時点では今夏の移籍市場でメインターゲットではないが、獲得候補の上位にリストアップされていることが判明した。
この動きに敏感に反応したのは同じ英国のライバルであるトットナムだ。
これまで獲得に関心を示していたトットナムは移籍金1800万ユーロ(約23億4000万円)でオファー。しかしこれは相場よりもかなり低い額とみられ、ボローニャ側は拒否したと現地では報じられた。
冨安はトットナム入りを希望しているとの観測もあり強気なオファーを出したが、超名門のマンチェスターUが動き出したことでトットナムは再オファーを準備。イタリア紙「コリエレディボローニャ」は「最初の1800万ユーロのオファーが拒否された後、ロンドンのクラブは来週バーを上げる。彼らはアタランタや他の英国のチームよりも明らかに有利であるようだ」と報道。移籍金を増額する〝誠意〟を見せて、週明けにも正式に再オファーする運びとなった。
人気が沸騰する冨安。ついに超名門まで動き出し、争奪レースは大乱戦の様相を呈してきた。