西武・辻監督 史上最短3球で退場の佐々木に「楽しみにしてたんだけど」

西武・佐々木健の危険球退場が大きく響いた

自軍にも痛い死球となった。西武は2日のオリックス戦(メットライフ)で3―5と敗北。先発・佐々木健投手(25)が誤算だった。

プロ2度目の先発のマウンドを踏んだ佐々木は先頭・福田に対する3球目がすっぽ抜け、福田の頭部を直撃。危険球退場となった。打者1人目、3球目での退場は先発投手としては史上最短だった。

佐々木は「福田さんに大変申し訳ないことをしてしまいました」とうなだれた。

試合後、辻発彦監督(62)は佐々木の退場について問われると「そりゃあ誤算だろ」と苦笑い。「(佐々木は)調子が良いとは聞いていたんでね、今日すごい楽しみにしてたんだけど」と残念がった。

その後、急きょ肩を作り始め緊急登板した3年目右腕・渡辺勇太朗投手(20)が3回を投げ4失点。打線はオリックス先発・山本を打ち崩せず、最後まで初回の死球が響いた痛い敗戦となった。

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