【名古屋場所】初日に明生と対戦 進退かける白鵬を“先輩横綱”はどう見る?

横綱の先輩は白鵬をどう見るのか?

横綱白鵬(36=宮城野)が大相撲名古屋場所(4日初日、愛知県体育館)に自らの進退をかけて臨む。初日に対戦する小結明生(25=立浪)とは過去1勝0敗。白鵬にとっては休場明けの初日、しかも着実に力をつけている新三役が相手だけに楽観はできない。2日目の幕内遠藤(30=追手風)とは13勝2敗だが、こちらも実力者だけに油断は禁物だ。

その白鵬について、先輩横綱はどう見ているのか。芝田山親方(58=元横綱大乃国)は「全然、心配することはないと俺は思っている。やることをやってきているし、昨日今日、横綱になったわけではない。長年積み重ねてきたものがある。功績がある。なりたての横綱じゃないし、誰も経験したことのないことを経験しているわけだから」と復活に太鼓判を押す。

伊勢ヶ浜親方(60=元横綱旭富士)は「当然、横綱だから優勝する気持ちでやらないといけないんじゃないか。進退をかけるとかではなく、その一番に全力を持って頑張らなきゃいけない」と奮起を期待した。序盤戦で星を取りこぼせば一気に「引退」の2文字が現実味を帯びてくるだけに、好スタートを切りたいところ。気の抜けない15日間となりそうだ。

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