新型コロナウイルスワクチン接種 申請を8日まで延長 上越市 職域接種分に余分

 上越市は2日に新型コロナウイルスのワクチン接種に関する記者説明会を開き、大規模接種センターでの職域接種について、企業などの申請受け付けを8日まで延長すると発表した。

 市によると職域接種について、1日時点で市内企業など146団体から申請があり、約1万5000人が希望しているという。当初は見込み者数を3万5200人と想定。同日時点で見込みを下回っているため、申請締め切り(6月30日)の延長を決定した。

 職域接種は市内企業などに勤務する18歳以上の従業員と家族が対象。県設置の大規模接種センター(ユートピアくびき希望館)を会場に3日から開始される。同センターにおける職域接種締め切り後の一般市民に向けた接種は、県や周辺自治体と協議の上調整するとした。

 市は集団接種に比べ同センターでの接種開始が早いため、企業などに積極的な利用の検討を勧めている。また今回接種対象となる64歳以下の市民に対し、8日までに予約システムで接種希望の有無や区分を申請するよう呼び掛けている。

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