岸防衛相「配置場所は検討中」 機動団新連隊 知事、長崎県内配備を要望

岸防衛相(左から2人目)に要望書を手渡す中村知事=防衛省

 長崎県の中村法道知事は2日、防衛省で岸信夫防衛相に面会し、陸上自衛隊水陸機動団に新設される三つ目の部隊を県内に配備するよう要望した。岸防衛相は「配置場所、時期は検討中。現時点ではまだ決まっていない」と述べた。
 水陸機動団は佐世保市の相浦駐屯地に本部と2連隊が配置されている。政府は約600人規模の第3連隊を新編する予定。佐世保、大村、五島の3市や北海道千歳市が誘致に手を挙げており、政府が大村市の竹松駐屯地に配備する方向で検討していることが明らかになっている。
 中村知事は要望で「誘致は地域の活性化などへの大きな契機になる」と強調し、県内配備を求めた。


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