大谷 6月月間MVP! メジャー4年目で自身初の選出

6月の月間MVPに輝いた大谷(ロイター=USA-TODAY-Sports)

米大リーグ機構(MLB)は2日(日本時間3日)に6月の月間MVPを発表し、ア・リーグ野手部門でエンゼルス・大谷翔平投手(26)が、メジャー4年目で初めて選出された。

日本人野手の月間MVP選出は、2004年8月のイチロー(マリナーズ)、07年7月の松井秀喜(ヤンキース)に続き3人目だ。

大谷は打者で25試合に出場して自己最多の13本塁打を放ち、打率3割9厘、23打点、4盗塁、投手では5試合で2勝0敗、防御率4・94。クオリティースタート(6回以上を投げ、自責点3以下)を3度マークした。本塁打争いでもライバルのブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)を制した。

6月の大谷のアーチ量産はすさまじかった。14日(同15日)まで11試合で2本塁打だったが、15日(同16日)の敵地アスレチックス戦で8回に打球速度115・8マイル(約186・4キロ)、飛距離429フィート(約131メートル)の弾丸18号を右翼席に叩き込むと、一気に加速した。16日(同17日)の同カードで19号。本拠地タイガース戦では18日(同19日)から3戦4発。14~20日(同15~21日)のア・リーグ週間MVPを獲得。自身3度目だった。

25日(同26日)からの敵地レイズ3連戦では初戦に右翼後方の看板を超える453フィート(約138メートル)の超特大先制打者弾。27日(同28日)は左中間に豪快に25号を放り込んだ。28日(同29日)からの敵地ヤンキース4連戦(4戦目は悪天候で延期)でも初戦に本塁打では自己最速117・2マイル(約189キロ)の光速26号先制弾。29日(同30日)は右翼席に2打席連発してニューヨークのファンを沈黙させた。

少々、気が早いが週間↓月間とくれば、次は01年のイチローに続く、日本人2人目のシーズンMVPへの期待が広がる。故障せずレギュラーシーズンを完走すれば、可能性は高いだろう。

ナ・リーグの月間MVPの野手部門は16本塁打、30打点のナショナルズのカイル・シュワバー外野手(28)が受賞した。

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