【名古屋場所】横綱・白鵬に尾車事業部長「番付の一番上に君臨」「綱の責任を」

白鵬

大相撲名古場所(愛知県体育館)を初日を翌日に控えた3日、日本相撲協会の尾車事業部長(64=元大関琴風)が電話取材に応じた。

1年4か月ぶりとなる今場所は、6場所連続休場中の横綱白鵬(36=宮城野)が進退をかける意向を示している。尾車事業部長は「休場明けで出場してくるわけだけど、強い白鵬というか、番付で一番上に君臨する人ですから、できれば勝ち進んでいってもらって、綱の責任を果たしてもらえたら」と奮起を期待。続けて「本場所の土俵からずいぶん離れていたから、初日が大事になるんじゃないか」とポイントを挙げた。

初日は小結明生(25=立浪)との一番が組まれた。過去の対戦は1度のみで白鵬が白星を挙げているが、多くのファンが注目を集めることは間違いない。

一方、綱取り初挑戦の大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)について、尾車部長は「地獄を見て、ここまで捲土重来で復帰してきた。その気持ちが継続していれば、今場所もヒザの状態さえよければ、ある程度の星は上げられると思う」とした上で「横綱挑戦という未知の気持ち中で平常心で自分の相撲を取りきることができるかが大事」と語った。

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