中日・又吉が国内FA権取得「オフにどういう評価をもらえるか」

中日・又吉

中日の又吉克樹投手(30)が3日、出場選手登録が7年に到達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。

プロ8年目右腕は「独立リーグ出身でFA権を取れたので、少しでも独立リーグに目が向けられたらすごくうれしい。僕の中では個人のFAというより独立リーグがあって今の自分があるのですごく感謝している。独立リーグの活性化、独立リーグからでもFAが取れることが伝われば、それが一番うれしい」と感謝の言葉を口にする。

又吉は沖縄県出身で西原高、環太平洋大を経て四国IL・香川から2013年にドラフト2位で入団。リリーバーとして1年目から3年連続で60試合以上に登板した。4年目には先発も務めるなど、自称「便利屋」としてチームを支え続けてきた。

今季はR・マルティネスが五輪予選のため一時離脱すると、守護神も務め、2日までに36試合で0勝1敗8セーブ、15ホールドマークして防御率1・05を誇っている。

FA権について「入った時の担当スカウトもそうですし、使い続けてくれた谷繁さん、森繁(和)さん、(投手コーチだった)デニーさんだったり近藤さんだったり。7年間使い続けてくれたことに感謝して、今年1年しっかりやりたい。目の前のことを丁寧にやり続けて、オフにどういう評価をもらえるかというだけですね」と語った。

中日では又吉のほか、6月11日に国内FA権を取得した祖父江を含め、今オフの動向に注目が集まっている。

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