【フロリダ州タンパ2日(日本時間3日)発】上り調子の〝WWEのキング〟中邑真輔(41)が、上位戦線復帰のチャンスをつかんだ。
配信されたスマックダウン大会ではビッグE(35)と組み、バロン・コービン(36)、アポロ・クルーズ(33)組と対戦。もはや体の一部となった王冠をかぶり、白を基調としたコスチュームで登場した中邑はこの日も乗りに乗っていた。スピンキックやランニングニー、ビッグEと連係したダブルのバイブレーションでクルーズに集中砲火を浴びせる。さらには場外での延髄斬りでたたみかけたが、リング上ではコービンに捕獲されたビッグEがピンチに陥った。
ここで中邑組のセコンドに就いたリック・ブーグスが好アシストだ。コービンの愛車、ベンツのGクラスがレッカー移動されたことを報告し、大型ビジョンにその様子が流されたのだ。これでコービンが動揺し、その隙にビッグEがビッグエンディング(変型カッター)を決めて3カウントを奪取。失意の男をどん底に叩き落とした。
この結果を受け、PPV大会「マネー・イン・ザ・バンク」(18日、テキサス州フォートワース)の男子ラダー戦出場をかけた次週の予選で中邑とコービンの対戦が決定。キングの今後を占う一戦になりそうだ。