韓国が早くも日本に〝リベンジモード〟 W杯アジア最終予選で同組の可能性

3月の日韓戦は3-0で日本が完勝した

カタールW杯アジア最終予選に進出する12か国が決定し、韓国では早くも3月の日韓戦の〝リベンジモード〟だ。最終予選は国際サッカー連盟(FIFA)のランキングをもとに6か国ずつ2組に分かれて行われる。現在は日本がアジア最上位の28位で、次に来る31位のイランとは第1ポットで別組になる。

そうなると、39位で3番手の韓国は第2ポットとなるため、同組になる可能性が出てきた。最終予選で日韓が同じ組となれば、日本が初出場したフランスW杯予選以来6大会ぶり。さっそく韓国でも日韓両国が同組になる可能性が一斉に報じられている。

韓国紙「スポーツソウル」は「韓国はオーストラリアとともに第2ポットに含まれる。それは日本とイランのどちらかと対戦することを意味する。ともにタフな相手だが、最近韓国代表は日本に0―3の敗北を喫したこともあった」と報道。3月に行われた国際親善試合の日韓戦(横浜)で惨敗を喫しただけに、W杯をかけたガチンコ勝負の場でのリベンジへ早くも盛り上がりを見せている。

一方で、同紙は「誰もが騒々しいのは難しい」とも。日韓戦はピッチ外での〝場外バトル〟を含めてとてつもない重圧がのしかかるため、韓国にとっても厳しい戦いになると指摘した。

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)は出場国の決定を受けて「最終予選はまったく違う大会。しっかりとW杯の切符が取れるようにサポートしていきたい」と意気込んだ。最終予選となれば韓国も死に物狂いで勝とうとするだけに、激しい戦いとなりそうだ。

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